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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本阪神2年目…勝負か若手育成の継続か、旗幟鮮明に!

 オフの間、FA補強で糸井を獲得し、新外国人としてリリーフのメンデス、三塁手としてキャンベルを獲りました。大補強したのだから12年ぶりのリーグ優勝を期待する-という声が強く渦巻いています。

 そういえばスローガンも変更しましたね。「超変革」から「挑む」でしたね。若手育成という長期スパンに立った方針の代名詞ともいえる「超変革」。その旗を降ろしてしまったことで、より「育成よりも勝負」という空気が醸成されたのでしょうか。

 「球団の周辺を覗(のぞ)いてみても“今年が金本監督の勝負の年”という空気が漂っている。異常なほどにね…。理由は分からないけど、優勝を求める声の方が選手育成を期待する声よりも圧倒的に強いんだ」

 阪神のチーム関係者の言葉ですが、確かに私の取材結果も同様です。

 一方で、就任2年目の監督に優勝を求めるのはいかがなものか…という疑問の声も聞こえてきます。若手育成路線に変更してわずか2年目。まだまだ若手が育ってきた…とは言い切れない時期です。さらに昨オフのドラフト会議では即戦力投手の1位指名を回避し、野手の大山(白鳳大)を指名しました。

 「大山はどう見ても3年はかかる。今年が勝負なら、なぜ即戦力投手を指名しなかったんだ。優勝を求めるならドラフト戦略が違うだろ」という声は理解できますね。

 糸井や新外国人選手を獲得しましたが、ライバルの巨人はもっと大型補強を進めました。昨季に25年ぶりの優勝を飾った広島のチーム力もそう落ち込まないでしょう。筒香ら若手が自信をつけたDeNA、投手陣を整備したヤクルトの戦力も侮れません。中日だって球団の体制を一新して巻き返しを狙っています。現時点で優勝争いの予想をしても、金本阪神が上位に推されるだけの説得力があるでしょうか。

 ならば、優勝という十字架を背負わせるのは鉄人には酷…という見方もあります。もし、それでも優勝を求めるならば、シーズン開幕をにらんで補強の手を休めないことです。例えば、福留の右翼が決まったことで空席になった一塁手です。この前のコラムで書いた通りに原口の一塁コンバートが最低条件ですが、それでも苦しいですね。強打の右打ちの新外国人選手の補強がマストのはずです。

今季チーム成績は、鉄人の進退に大きく影響を…

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