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【衝撃事件の核心】「大麻で町おこし」は大ウソ!?裏切られた鳥取県は「栽培全面禁止」…産業用の生産現場に広がる波紋

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【衝撃事件の核心】
「大麻で町おこし」は大ウソ!?裏切られた鳥取県は「栽培全面禁止」…産業用の生産現場に広がる波紋

鳥取県智頭町の大麻畑から押収される大麻草。事件は産業用大麻の栽培に携わる関係者や自治体に波紋を広げた 鳥取県智頭町の大麻畑から押収される大麻草。事件は産業用大麻の栽培に携わる関係者や自治体に波紋を広げた

 明治以来、繊維を衣服や漁網などに加工し、最盛期には約1500ヘクタールの規模で大麻を生産してきた北海道。化学繊維の台頭などで戦後衰退した大麻が産業振興に再び役立てられるかを検討するため、道は平成25年に「道産業用大麻可能性検討会」を設置。26年からは、道の環境が大麻栽培に適するかを調べる試験栽培を公的研究機関で行っている。

 これまでの検討会では、産業用大麻の活用が自動車部品や建材、農業用資材、エネルギー分野に広がるなど、有用性が認められた。特に道では大麻が地下に1メートルを超す根を張り、土壌改善の効果を持つとして、小麦やジャガイモなど他の農産物との輪作に有効とする指摘もあった。

 また薬理作用が極めて少ない無毒性種子の確保や、薬物乱用の不安を取り除く検査態勢の必要性なども話し合われていた。しかし、鳥取の事件後の10月24日にあった検討会で、大麻の作物としての可能性に関し委員から相次いだのは慎重論だった。

 道農産振興課の佐々木秀弥主幹は「今まで着実に歩を進めてきたのに、数十歩も後退してしまった」と嘆く。

三重・伊勢市でも

 伊勢神宮のある三重県伊勢市では、大麻を加工し神事に用いる道具を作ろうと、「伊勢麻」振興協会(代表理事、佐古一洌皇学館大理事長)が11月28日、県に大麻栽培免許の申請をしたばかりだ。同協会理事の新田均・皇学館大教授は大麻栽培について、「状況的には厳しいが、県は法に従って判断してくれると思う」と話す。

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