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男子学生自殺「ゼミ担当元講師のアカハラが原因」 大分大の第三者委が認定

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男子学生自殺「ゼミ担当元講師のアカハラが原因」 大分大の第三者委が認定

 大分大は27日、昨年2月に起きた男子学生の自殺をめぐり、所属していたゼミ担当の元男性講師(37)のアカデミックハラスメントが原因とする第三者委員会の調査報告書を発表した。元講師の指導について「社会通念上相当な指導・教育の範囲を逸脱し、男子学生に繰り返し有形無形の精神的、身体的な苦痛を与えた」と判断した。

LINEで厳しく詰問、研究室から追い返し…

 報告書によると、元講師は平成26年7月から27年1月ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って、男子学生を厳しく詰問したり、ゼミの活動内容を非難、否定したりする内容の文章を送っていた。こうしたやりとりは多数回に上り「表現は感情的な厳しい内容になり、次第に激しさを増している」と認定した。

 このほか、男子学生を研究室に呼び出し、ゼミの課題について厳しく叱責した後「もう出さなくていい」と言って研究室から追い返すなどした。

 報告書は、大学側の責任についても言及。別のゼミ生から元講師の言動に問題があるとの訴えがあったにもかかわらず、学内での情報共有がされず、事実関係の調査も実施していなかったと指摘。「学生の安全に配慮すべき注意義務に違反した」とした。

 大分大の北野正剛学長は「自殺は痛恨の極み。報告を重く受け止め、再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。

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