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【スポーツの現場】早慶明を撃破…関西勢の逆襲 ラグビー天理大、同大が4強入りした理由

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【スポーツの現場】
早慶明を撃破…関西勢の逆襲 ラグビー天理大、同大が4強入りした理由

1984年、黄金期の同大で帝京大を相手にはつらつとしたプレーを見せる平尾誠二さん(中央) 1984年、黄金期の同大で帝京大を相手にはつらつとしたプレーを見せる平尾誠二さん(中央)

深く思考せよ 平尾さんの理想に近づいた同大

 同大は10年度に7位に沈み、創部以来初めて入れ替え戦を経験した。

 名門復活を託され、13年春に就任した山神監督は環境の改善に手を付けた。管理栄養士らが監修した献立を運動部員に提供する「アスリート食プロジェクト」は指揮官が仕掛け人。今春にはともに元日本代表の大西将太郎氏、仙波智裕氏ら5人をスタッフに招き、コーチ陣に厚みを持たせた。

 こうした改革が結果に如実に表れた。昨季、8季ぶりに関西リーグ制覇を成し遂げ、今季は大学選手権で05年度以来の準決勝進出。OBによるリクルート活動が実を結び始めたのも、復活の一因だ。

 10月に53歳の若さで亡くなった平尾誠二さんは「深く思考する」ことを後輩たちに求めていたという。リーグ最終戦で天理大に敗れたことをきっかけにそれが芽生え「寂しい報告になるけど、やっとチームはそこまで行きましたよと。平尾さんにあこがれて同志社に入ってきた世代として、何ともいえない思いがある」。山神監督は学生たちの成長に目を細める。

 両チームとも今季、準決勝で戦う相手とすでに手を合わせている。天理大は6月の招待試合で帝京大と対戦。前半は2点差と食い下がったものの、後半に突き放されて24-66で敗戦。同大は夏合宿で東海大と練習試合を組み、14-26で敗れている。

 天理大の小松監督は「うちのディフェンスがどれだけ通用するか。逆に的を絞って考えやすい」とにらみ、同大の山神監督は「簡単には(防御を)突破させてもらえないと思う。敵陣でいかに勝負するか」と大一番を見据える。

 一時期の低迷を脱し、「年越し」を果たした両チームの選手たち。秩父宮での奮闘が期待される。

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