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【スポーツの現場】
早慶明を撃破…関西勢の逆襲 ラグビー天理大、同大が4強入りした理由
帝京大の天下が続く大学ラグビー。長らく「東高西低」が顕著だったが、今季は少し様相が違う。大学選手権で天理大と同大が4強入りし、準決勝(来年1月2日、東京・秩父宮ラグビー場)で8連覇が懸かる帝京大、昨季準優勝の東海大にそれぞれ挑むことになった。故平尾誠二さんを擁して3連覇を達成した1984年度の同大を最後に、優勝から遠ざかる関西勢。2011年度の天理大以来となる決勝進出を果たし、大学王座に王手をかけられるか-。(細井伸彦)
京産大は明大撃破、涙ぐむ元木コーチ
大阪・花園ラグビー場で11日に開かれた3回戦。関西リーグ3位の京産大が自慢のFWで明大を圧倒し、26-22で競り勝った。明大を破ったのは7度目の挑戦で初めて。元日本代表で、就任4季目の元木由記雄ヘッドコーチ(HC)は「自分が打ち込んでいた時代を思いだすようなチームは、京産大に来て初めて。感動する」と母校を下して涙ぐんだ。
06年度に大体大、京産大の2校が準決勝に駒を進めて以降、関西勢で4強入りしたのは11年度の天理大だけ。過去10年、全国高校ラグビー大会では優勝、準優勝ともに5度ずつと好成績を収めている関西勢だが、大学選手権では関東勢に太刀打ちできていないのが実情だ。
【大学選手権で4強入りした関西勢】
優勝校
2000年度 同 大(4強) 関東学院大
01年度 関東学院大
02年度 早 大
03年度 同 大(4強) 関東学院大
04年度 同 大(4強) 早 大
05年度 同 大(4強) 早 大
06年度 大体大(4強) 関東学院大
京産大(4強)
07年度 早 大
08年度 早 大
09年度 帝京大
10年度 帝京大
11年度 天理大(準優勝) 帝京大
12年度 帝京大
13年度 帝京大
14年度 帝京大
15年度 帝京大
16年度 天理大、同 大 ?