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「がん細胞減らす」核酸で悪性脳腫瘍を治療、名古屋市立大が開発

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「がん細胞減らす」核酸で悪性脳腫瘍を治療、名古屋市立大が開発

 脳腫瘍の中でも悪性度が高い膠芽腫の新しい治療法を名古屋市立大などの研究チームが開発、24日までに英科学誌電子版に発表した。がんのもとになる「がん幹細胞」を減らす核酸を膠芽腫のマウスに注射したところ、腫瘍が劇的に小さくなり、健康なマウスとほとんど変わらない状態になった。

 膠芽腫は進行が早く、手術で腫瘍を取り切るのが難しく、これまで有効な治療薬がない。

 チームはリボ核酸(RNA)の一つである「TUG1」がないと、がん幹細胞が死ぬことを突き止め、マウスを使って治療に有効か確かめた。TUG1に結合して働かなくする核酸を合成し、患部にだけ届くよう大きさを調整した薬剤を開発。膠芽腫のマウスに週2回、計10回注射すると、腫瘍が約180分の1に縮小した。

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