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【ダイオキシン問題】住民が提訴、豊能郡の前町長2人に約6500万円求める

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【ダイオキシン問題】
住民が提訴、豊能郡の前町長2人に約6500万円求める

 大阪府豊能町、能勢町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含む廃棄物を神戸市内に無断で埋め立てた問題で、両町の住民団体が21日、組合を相手取り、神戸市からの廃棄物撤去にかかった費用など約6500万円を、組合管理者だった田中龍一前豊能町長と副管理者だった山口禎(ただし)前能勢町長に請求するよう求める訴訟を、大阪地裁に起こした。

 訴状によると、能勢町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」(閉鎖)で平成9年、高濃度のダイオキシンを検出。汚染物を一般廃棄物に区分して処理することになったが、ドラム缶198本分については長年にわたって受け入れ先が見つからず、最終処理ができていなかった。

 このため組合は今年2月、コンサルタント会社の提案を受け、未処理のドラム缶は自治体への処分通知が必要ない産業廃棄物にあたると内部で勝手に解釈を変更。198本のうち163本を無断で神戸市内に埋め立てた。その後問題化し、同市から持ち帰る際に多額の費用がかかった。

 原告側は組合の一連の対応について「議会や大阪府などに隠して、違法なダイオキシン処分を行った」と指摘している。

 組合は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。

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