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鳥インフル殺処分「どうか拡大しないで」「50羽くらい運んだが、後どれくらい続くのか」

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鳥インフル殺処分「どうか拡大しないで」「50羽くらい運んだが、後どれくらい続くのか」

 高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場に向かう県職員ら=20日午前8時ごろ、宮崎県川南町  高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場に向かう県職員ら=20日午前8時ごろ、宮崎県川南町

 夜明け前、一帯だけが照らされ、鶏を埋める穴を掘る重機の音が響いた。高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された宮崎県川南町の養鶏場で、20日未明に始まった殺処分。作業を中断して出てきた県職員は、うがいをすると「どうか拡大しないでほしい」と疲れた様子で祈った。

 現場近くには午前3時ごろから、白い防護服とマスクをまとった県職員や自衛隊員ら約370人が続々と集まった。「服と手袋の間に隙間ができないようテープで止めてください」と入念な確認を呼び掛ける声が聞こえた。

 県職員の20代の男性は、鶏をバケツに入れる作業に従事。「50羽くらい運んだが、後どれくらい続くのか」とこぼした。別の男性は「被害を最小限に食い止める。やるべきことをしっかりやりたい」と力を込めた。

 殺処分に先立つ午前1時半ごろ、県庁では農政水産部の郡司行敏部長が職員約200人を前に「今回しっかり封じ込めることが、わが県の畜産を守る礎になる」と、厳しい表情であいさつした。

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