産経WEST

手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める

手塚治虫さんの絵が使われた、二代目桂春団治さんの地方巡業用ポスターのレプリカ=18日、大阪市中央区の道頓堀角座(門井聡撮影) 手塚治虫さんの絵が使われた、二代目桂春団治さんの地方巡業用ポスターのレプリカ=18日、大阪市中央区の道頓堀角座(門井聡撮影)

 漫画家の手塚治虫(1928~89年)が学生時代に描いた、落語家、二代目桂春団治(1894~1953年)の地方巡業用ポスターの下絵9枚が見つかった。手塚がデビューした昭和21年ごろのものとみられ、専門家は「子供向けではない、珍しいタッチの貴重な自筆画」としている。

 今年1月に死去した二代目の息子の三代目春団治さんの大阪市内の自宅から見つかった。遺族らによると、下絵はいずれも縦14センチ、横20センチ。巡業の演目の落語「宿替え」や余芸「二人羽織(ににんばおり)」、芝居「明烏(あけがらす)夢の泡雪」の場面などが、墨とペンで描かれている。

 二代目春団治の妻、河本寿栄さん(90)によると、二代目は戦後まもなく、演芸好きの写真店主を通じて手塚と知り合い、下絵を依頼した。原画は印刷に回されたため、手塚は後日、書き直したものを進呈。今回見つかったのはその一部。

 謝礼を支払うと、手塚は「絵を描いてお金をいただくのは初めて」と話し、二代目は「エエ声してなさる」と弟子入りを勧めたという。

 手塚のデビュー作は昭和21年1月の新聞連載で、手塚プロダクションは「連載を見てから依頼されたものではないか」としている。手塚作品を研究する同志社大学の竹内オサム教授は、「まだ作風を決めかねている時期に描かれたもので、特殊な画風といえる」と話している。

 下絵は、来年4月に大阪府池田市で開催される「いけだ春団治まつり」で公開される。

このニュースの写真

  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める
  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める
  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める
  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める
  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める
  • 手塚治虫さんのポスター画、春団治さん宅で発見…二代目春団治さん「エエ声してなさる」と弟子入り勧める

「産経WEST」のランキング