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【衝撃事件の核心】女子大生ら被害数百人、わいせつ電話魔は72歳の配送業…宅配伝票で個人情報入手、「10年間毎日かけた」

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【衝撃事件の核心】
女子大生ら被害数百人、わいせつ電話魔は72歳の配送業…宅配伝票で個人情報入手、「10年間毎日かけた」

 男の逮捕後、県警は女性に「電話の少し前に、宅配便が届きませんでしたか」と尋ねた。すると女子大生は、「冬にさしかかるころだったので、冬服を実家から送ってもらったり、大学の文化祭で使うものをネットで購入したりしました」と答えたという。

 女子大生の住んでいた場所は男の配達区域。捜査関係者は「男の仕業だろう」とみるが、一方の男は調べに、「いろんな人にいろんな電話をかけすぎて、覚えていない」と説明しているという。

 インターネットショッピングの発達で、家にいながらにして買い物ができる時代だ。品物の受け取りに必要な宅配便の需要はますます高まり、国土交通省の調査によると、平成27年度の宅配便取り扱い個数は前年度比3・6%増の約37億4500万個に上った。

 事件を受け、奈良署の村本宗重生活安全課長は「たった一度の宅配で、自分に関するさまざまな情報が見られていることに気づいてほしい」と話す。それでも、送り状なしに荷物を届けることはできず、効果的な対策は難しいのが実情だ。配達員と顧客との信頼関係で成り立っている宅配サービス。そこを逆手に取った男の罪は大きい。

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