産経WEST

ニホンザル、甘みの感度は人の10倍 京大チーム発表

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


ニホンザル、甘みの感度は人の10倍 京大チーム発表

木に生える葉っぱ類を食べるニホンザル。甘みを感じる感覚に優れているという(京都大霊長類研究所提供) 木に生える葉っぱ類を食べるニホンザル。甘みを感じる感覚に優れているという(京都大霊長類研究所提供)

 ニホンザルは、人の味覚では分からないほどの麦芽糖の甘みも感じられることが分かったと、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の今井啓雄准教授(分子生物学)らの研究チームが、16日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版で発表した。この結果、ニホンザルは人より甘みの感度が約10倍高いとみられるという。

 チームによると、麦芽糖はでんぷんが消化酵素で分解されてできる。人が甘いと思う糖類は果糖やショ糖で、麦芽糖では感じにくい。

 甘みを感じる受容体(タンパク質)を持った細胞を試験管に入れ、ショ糖や麦芽糖を加えて反応をみる実験では、人の場合は麦芽糖への反応が鈍い一方、ニホンザルの場合は麦芽糖でもショ糖と同じぐらい反応があったといい、甘いと感じていることが分かった。

 また、大人(年齢7~8歳)のニホンザル4匹による行動実験では、普通の水と、麦芽糖など糖類が入った水を飲ませて比べたところ、麦芽糖入りの水もほかの糖類と同様に好んで飲む傾向が出た。

続きを読む

「産経WEST」のランキング