産経WEST

【関西の議論】「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故

柵が無く、危険な用水路が至る所に見られる=岡山市南区 柵が無く、危険な用水路が至る所に見られる=岡山市南区

 「岡山特有の問題では」と感じた市川医師は、26年1月1日から12月31日までに、同病院に搬送された救急患者のうち、外科系診療科で受け付けた患者のカルテや救急搬送記録から実際に用水路に落ちた人数や重傷度を調べた。

 その結果、搬送された3708人のうち、66人が用水路に転落していたことが判明。そのうち、36人(54%)の患者は帰宅が可能だったが、30人(46%)は入院が必要だった。

 《入院患者のうち、他の医療機関への「即日転院」は2人、同病院への入院が28人。そのうち、15人がICU(集中治療室)に入院するほど重傷だった。同病院に入院した患者28人の半数(14人)は自宅に退院できたが、13人は自宅には帰れず、他の医療機関に転院。1人は亡くなったという。

 患者の年齢分布については、平均年齢が62・4歳で高齢者が多い傾向で、66人中、60~70代が29人(44%)、80代以上が15人(23%)だった。

 入院・転院患者の年齢分布は、30人中、60~70代が16人(53%)、80代以上が6人(20%)。高齢者は一度、用水路に転落してけがをすると入院を必要とする可能性が高いという。

 また、岡山大学病院救急科の平成24年4月~25年8月に、用水路に転落して搬送されたのは117例に上り、うち13例がICU入院を要し、2例が死亡したとの報告も紹介した》

柵の設置に問題も

このニュースの写真

  • 「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故
  • 「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故
  • 「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故

「産経WEST」のランキング