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【関西の議論】「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故

街灯なし 高齢者が被害

 同課は転落事故の特徴として、夜間の発生▽高齢者▽自宅の近所-の3点を挙げて、注意を喚起した。

 《27年の転落事故死者12人のうち約6割(7人)が夜間の発生で、うち9割(6人)の現場に照明施設がなかった。25年からの3年間では約6割(18人)が夜間の発生、うち8割(14人)の現場には街灯などが設置されていなかった。

 そして、27年の事故の5割(6人)は高齢者で、うち5割(3人)が昼間に転落。過去3年間では5割(17人)が高齢者。うち6割(11人)が昼間の転落だった。

 事故の発生場所は、自宅から2キロ以内の割合が27年で9割(11人)。過去3年間では8割(24人)に上り、自宅から2キロ以内の身近な生活圏内で転落しているのがうかがえる。このうち、1キロ以内が27年で8人、過去3年間で18人。500メートル以内が27年で4人、過去3年で12人という》

 同課は、転落事故対策として「危険箇所の把握や市民らに用水路などへの転落事故が多発している現状などを広報・啓発する必要がある」と話した。

岡山特有の問題

 転落事故に対しては、医療の現場からも問題提起が行われた。「全国で30近い施設で勤務してきたが、こんなに用水路に落ちた人が搬送されるところで働いたのは初めてで、衝撃を受けた。他県からきた他の医師も『自分が以前いた地方ではこんなことはなかった』と話す」。会議に出席した倉敷中央病院救命救急センターの市川元啓医師は、そう語った。

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