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「労働時間長いのに…」仕事のやりがい・満足度最下位 ソフトウェア技術者の5カ国比較

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「労働時間長いのに…」仕事のやりがい・満足度最下位 ソフトウェア技術者の5カ国比較

 日本のソフトウエア技術者は労働時間が最も長い一方、仕事のやりがいや満足度は最下位だったことが、日本を含む主要5カ国を対象としたアンケートの結果で分かったと、同志社大技術・企業・国際競争力研究センター(ITEC)が発表した。人口減少時代を迎え、日本で働き方の多様化や見直しが必要とされる中、勤勉な日本人の“過重労働”ぶりが改めて浮き彫りになった形だ。

 調査は昨年12月~今年5月、日本や米国、ドイツ、フランス、中国の5カ国でそれぞれ、労働組合や企業などがソフト技術者を対象に実施した労働に関するアンケートの結果を集計し、国際比較した。

 1週間に51時間以上働く技術者の割合は、日本が27・2%で最も高い。残る4カ国は中国10・1%▽米国6・8%▽フランス1・9%▽ドイツ0・4%-の順だった。対照的に、1週間で労働時間が40時間未満の技術者は、ドイツ91・7%▽フランス76・4%▽米国40・6%▽中国8・2%-で、日本は最下位の4・3%だった。

 また、仕事の生産性や満足度について、日本は最も低いという結果もあった。日本のソフト技術者の多くは、やりがいや満足度が5カ国で最も低い傾向が出た。

 給与を時給換算すると、日本の31~40歳の技術者の場合は平均2751円。トップのドイツ(時給5617円)に比べ、半分以下という。

 調査を担当した同大の中田喜文教授は「ソフトに依存する現代社会なのにソフトの技術者が報われていない。労働環境の速やかな改善が必要だ」と指摘している。

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