産経WEST

厳島神社が世界遺産20年 宮島の観光客、過去最多更新へ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


厳島神社が世界遺産20年 宮島の観光客、過去最多更新へ

厳島神社の世界遺産登録20年で記念植樹をする関係者ら=広島県 厳島神社の世界遺産登録20年で記念植樹をする関係者ら=広島県

 宮島(廿日市市)にある厳島神社の世界遺産登録20周年を祝う記念行事が10日、同神社と近くの宮島表参道商店街で開かれた。遺産登録20年の節目や外国人観光客の増加などが追い風となって、今年の来島者数は8日現在で約406万人に達し、近く過去最多を更新する見通し。地元関係者は、宮島の貴重な文化財と豊かな自然を未来に引き継ぐ決意を新たにしていた。

 厳島神社は平成8年12月7日、原爆ドーム(広島市中区)と同時に遺産登録された。記念行事は地元の実行委員会(会長、中村靖(やす)富(ふ)満(み)・宮島観光協会長)が企画。廿日市市の真野勝弘市長や同神社の野坂元明宮司らも出席した。

 節目の年を記念し、厳島神社の境内の一角では植樹式を開催。中村会長や真野市長ら約20人が高さ約5・5メートルのシダレザクラの木を植えた。

 この後、近くの宮島表参道商店街で祝賀式があり、中村会長が「遺産登録以降、お客さまが増え、今年は年間記録を塗り替える勢い。今後も宮島の文化財と自然を守りながら多くのお客さまをおもてなしし、島の活性化に努めたい」とあいさつ。鏡開きを行い、お神酒と紅白餅が観光客らに配られると、商店街は祝賀ムードに包まれた。

 宮島観光協会によると、今年の来島者(フェリー利用者)数は8日現在で405万9697人にのぼり、過去最も多かった平成25年の年間408万4644人を超えるのは確実な状況。遺産登録20年の節目で国内外からの注目度が高く、5月のオバマ米大統領の広島訪問後は外国人観光客がさらに増えたという。観光協会は来島者数の新記録達成を見込み、11日に記念セレモニーを予定している。

「産経WEST」のランキング