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限界集落の“奇祭”が消える!? 和歌山・古座川の神社で800年に渡り行われた神事の灯が…

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限界集落の“奇祭”が消える!? 和歌山・古座川の神社で800年に渡り行われた神事の灯が…

木でできた鯛を竹の釣り竿で釣り上げる神事「鯛釣り」=和歌山県古座川町の神玉神社 木でできた鯛を竹の釣り竿で釣り上げる神事「鯛釣り」=和歌山県古座川町の神玉神社

 800年の伝統の灯が消えようとしている。紀伊半島に奥深く入った和歌山県古座川町小森川地区にある神玉神社の「鯛釣り」などの神事が5日、執り行われた。平家の落人が平安時代に熊本から移設した神社とされ、地区の年長者が神事を仕切ってきた。ただ、地区の人口も高齢者を中心にわずか3人になり、体力的にも経済的にも存続が不可能な状況になっている。謎に包まれた“奇祭”も、今回を限りに記憶の中だけの存在になりそうだ。(菊池昭光)

 神玉神社の歴史は古く、12世紀後半、熊本・大岳山のご神体を古座川・草木屋に移設して創建された。1630年に同・奥番栗栖に、昭和17年に現在の小森川に移ったとされる。

 県神社庁などによると、神玉神社は特殊な神事でも知られる。中でも「鯛釣り神事」は、祭り当番が釣り竿を持って氏子の前に置かれている空の皿を鯛にみたて、腰につけている籠に入れ、「大漁、大漁」と祝う。海とは無縁の山奥で、鯛釣りの神事を行う理由は不明だ。このほか、「芋洗い」「鳥打ち」「猿追い」といった風変わりな神事も行われている。

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