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【阪大汚職】「産学連携」での癒着は“想定外” 共同研究で脆弱なチェック態勢が浮き彫りに…事件発覚から1週間

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【阪大汚職】
「産学連携」での癒着は“想定外” 共同研究で脆弱なチェック態勢が浮き彫りに…事件発覚から1週間

 耐震技術の共同研究をめぐる大阪大の汚職事件では、逮捕された教授が大学の承認もないまま業者と共同研究を進め、見返りに賄賂を受け取っていた。教授は別名目の公費を流用する形で「無断研究」を続けながら、大学側は3年以上、こうした実態を把握していなかった。産学連携の共同研究が増加する中、私欲に駆られた研究者が業者と癒着するのは「想定外の事態」(担当者)。22日で逮捕から1週間となったが、チェック態勢の脆弱(ぜいじゃく)さが改めて浮き彫りになった。(吉国在、猿渡友希)

性善説の“わな”

 「悪意を持って(研究を)申請しないケースは全く想定していなかった」。阪大の鬼沢(きざわ)佳弘理事(リスク担当)はうなだれた。

 収賄容疑で大阪府警に逮捕された阪大大学院工学研究科教授の倉本洋容疑者(57)は、ともに贈賄容疑で逮捕された中堅ゼネコン「東亜建設工業」主任研究員の樋渡(ひわたし)健(43)、同「飛島建設」担当部長の久保田雅春(57)の両容疑者と平成25年度以降、大学に無断で共同研究を繰り返していた。

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