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【教えて!goo】お酒で「アルコール消毒」? 飲酒は薬か毒か、内科医の見解は…

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お酒で「アルコール消毒」? 飲酒は薬か毒か、内科医の見解は…

 子どもの頃、酔っぱらって、ぐでんぐでんになって帰宅する父を見て、「大人ってわざわざお酒を飲んでこんな風になって、バカみたいだな」と思っていた筆者だったが、気づけば父と同じように酒好きになっていた。

 お酒を飲み過ぎては二日酔いに悩まされ、「健康診断で肝臓の数値が…」と肩を落とし、こうまでしてなぜお酒を飲んでいるのだろう、と思うこともあるが、気の合う仲間たちとワイワイ飲む美味しいお酒はやっぱりやめられない!

 ところで、「酒は百薬の長」という言葉をはじめ、「喉からくる風邪はお酒で消毒するのが一番」なんていういかにも怪しげなものなど、お酒に関しては様々な俗説が存在する。お酒に関するそんな様々な“噂”について、内科医の坂本将俊先生にずばり聞いてみた。

飲酒で風邪や菌を撃退できる?

 「一般的に医師が消毒で用いるアルコール(エタノール)は濃度が70%ほどの物です。これはこの濃度のアルコールの殺菌効果が最も高いからです。対して飲酒に用いるアルコールのほとんどは、ここまで高濃度ではありません。更に唾液と混ざって濃度が低下することと、一瞬で患部を超えて食道・胃に流れてしまうことも考えると有効性は低いです」(坂本先生)

 では、「サバや牡蠣など、“当たりやすい”と俗に言われる海産物を食べる際、お酒を一緒に飲めば殺菌される」という話についてはどうだろうか。

 「食中毒の原因としてアニサキスやノロウイルスが代表的なものとして挙げられますが、これらはアルコールでは殺菌されにくいことが知られています。医療用アルコールでも殺菌しにくいのに、飲酒用アルコールでは無意味だといえます」(坂本先生)

血行が良くなる可能性もあるが…

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