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「後悔、無念、悲しみの記憶は消えることない」奈良・小1女児殺害から12年、有山楓ちゃんの父が手記

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「後悔、無念、悲しみの記憶は消えることない」奈良・小1女児殺害から12年、有山楓ちゃんの父が手記

有山楓ちゃん(遺族提供) 有山楓ちゃん(遺族提供)

 奈良市で平成16年、市立富雄北小学校1年の有山楓(かえで)ちゃん=当時(7)=が誘拐、殺害された事件は17日、発生から12年を迎える。楓ちゃんの父、茂樹さん(42)が現在の心境について、奈良県警を通じて手記を公表した。全文は以下の通り。(表記は原文のまま)

 

 事件から12年が経(た)ちました。あの日の後悔・無念・悲しみの記憶は消えることなく、今でも頭の中を駆け巡ってきます。楽しかったことを思い出すにも必ず身元確認の時の表情が出てきます。そして通夜・葬儀の記憶が呼び戻されてきます。喪失感は、時間が解決してくれません。

 楓が生きていれば19歳になっていました。看護師の夢を追いかけていたのか、それとも新しい夢に向かっていたかもしれません。どんな未来でも楓は何事にも一生懸命に向き合っていたと思います。でも写真の楓は笑顔を見せてくれますが何も語りかけてくれません。突然奪われた娘の将来は戻ることなく、残された私たちも、楓のいない現実と向き合い生きていかなければなりません。

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