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【経済裏読み】運転手不要の“空飛ぶタクシー” エアバス社が来年に自動操縦機プロトタイプ「革命もたらす」

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【経済裏読み】
運転手不要の“空飛ぶタクシー” エアバス社が来年に自動操縦機プロトタイプ「革命もたらす」

エアバスが開発を進める自動操縦機「Vahana」のイメージ(C)AIRBUS GROUP エアバスが開発を進める自動操縦機「Vahana」のイメージ(C)AIRBUS GROUP

メガ・シティに革命

 エアバスとシンガポール政府は今年2月、同社のドローンが国立大学の敷地内で小包配達の飛行試験をすることで合意し、覚書きを交わした。試験は来年半ばに行う予定だ。

 エアバスは「アマゾンや物流会社のDHLと競争するためではない。無人機の有効性を目に見える形で証明し、市街地でも安全に運用できるということを社会に示すためだ」としている。実証を重ねることで、必要な規制、安全基準が明らかになってくるとみている。

 シンガポールを選んだのは、人口密度が高く未来都市のモデルになると踏んでいるからだ。世界の都市部の人口は2030年までに今より10%増え、全人口の60%を占めるようになると予想されている。

 各国の大都市では、交通渋滞による経済的な損失や環境悪化が意識され始めている。「ブラジル・サンパウロでは、交通渋滞で年間310億ドルの経済的な損失があり、ロンドン市民は年間35日に相当する時間を渋滞中のクルマの中で過ごしている」とエアバスは指摘。「インド・ムンバイやフィリピン・マニラ、東京も似たようなものだ」。

 メガ・シティ(巨大都市)で深刻化する交通問題に対し、空飛ぶタクシーは究極の解決策になり得る。エアバスは「革命をもたらす」と自信満々だ。

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