産経WEST

【博多駅前陥没】「地質変化の懸念」伝達 地下鉄工事入札前に福岡市

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【博多駅前陥没】
「地質変化の懸念」伝達 地下鉄工事入札前に福岡市

埋め戻し作業が続く事故現場。奥はJR博多駅=9日午前、福岡市博多区(小型無人機から) 埋め戻し作業が続く事故現場。奥はJR博多駅=9日午前、福岡市博多区(小型無人機から)

 JR博多駅前の道路大規模陥没事故で、福岡市が事故原因となった市営地下鉄七隈線の延伸工事の入札前、地中の急激な地質変化に対する懸念を入札参加業者に伝えていたことが9日、分かった。市は粘土状になった岩盤に何らかの原因で穴が開き、土砂がトンネル内に流れ込んだとみており、地質変化と事故との関連を調べ、施工状況の詳細を検証している。

 市によると、陥没現場の工事区間は、ボーリング調査で確認した岩盤層を掘り進めながら内壁にコンクリートを吹き付ける「ナトム工法」を採用。市は平成25年12月に総合評価方式による入札を実施する前、入札参加業者に地中を掘削する際に急激な地質の変化への懸念を伝えた上で、技術提案を求めていた。

 入札は、大成建設などの共同企業体(JV)が落札。市の担当者は、JVから受けた技術提案の内容は明らかにできないとした上で「高評価の内容だった。業者への聴き取りを進め、事故との関連を調べたい」と話している。

 市は9日、掘削していた岩盤層と砂などの層の間にあるとしていた「粘土層」を「風化で粘土状になった岩盤」と説明を修正した。粘土状でも水を遮るが、強度は弱まる。強度を確認したり、補強したりしながら掘り進めていたという。

続きを読む

「産経WEST」のランキング