産経WEST

宮島に「入島税」導入を検討 広島・廿日市 高齢化で税収減る中、観光客急増 課題も山積

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


宮島に「入島税」導入を検討 広島・廿日市 高齢化で税収減る中、観光客急増 課題も山積

 観光施設やトイレ設備などは老朽化が進むが、改良が追いつかず、市では今回「安定的な財源の確保」を目指し、入島税の導入検討を始めたわけだ。

導入にハードル高く…

 ただ、税導入の是非にも賛否両論があり、観光客からは「島の環境保全につながるのであれば」と歓迎する声もあるものの「観光地を訪れるのに税金を払うなんて…」と否定的な声も。

 類似例も沖縄県の伊是名村と伊平屋村、渡嘉敷村の「環境協力税」など少ない。廿日市市の担当者は「宮島はほぼ10分間隔でフェリーが運航しており、沖縄3村とは導入後の影響も大きく異なる。利害関係者も多く、説明や理解が大前提で、ハードルは高い」と話していた。

 ■宮島 宮城の松島、京都の天橋立と並び日本三景とされる広島の景勝地。平安時代末期以降、厳島神社の影響力や海上交通の利点を生かして発展した。

 平成23年には世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本の観光スポット」第1位となった。

 一方で、17年に廿日市市に編入合併された宮島地域の人口は1682人(今年4月)と、7年時点から3割以上減少。島内には学校や金融機関もあるが、進学や就職で若者の流出も多い。

「産経WEST」のランキング