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宮島に「入島税」導入を検討 広島・廿日市 高齢化で税収減る中、観光客急増 課題も山積

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宮島に「入島税」導入を検討 広島・廿日市 高齢化で税収減る中、観光客急増 課題も山積

 来島者への課税案では、島に渡るフェリー乗り場に専用ゲートを新設。コインを入れるとバーが回り、通過できる仕組みをイメージしている。通勤・通学に利用する島民からも一律徴収するため、反発が想定されるうえ、ゲート設置のための整備費や維持費がかさむ難点もある。

 一方、観光施設の案では、宮島水族館や宮島歴史民俗資料館など市施設以外に、厳島神社や宮島ロープウエー、ホテル・旅館など民間施設の利用者が対象。ゲートなどをつくる必要はないが、税導入で利用者が減る恐れもあり、施設側の理解が必要だ。

 税額は現時点では未定だが、検討委では、過去のアンケートなどから1回100円の案をたたき台に議論を進めてきたという。

税収は激減、施設老朽化

 入島税は、過去にも検討されたことがあるが、平成20年の「リーマン・ショック」を受け見送られた経緯がある。

 しかし、22年に343万人まで落ちこんだ来島者は、24年には400万人を突破。特に外国人観光客は23年の6万6千人から26年には13万7千人に倍増している。一方、市民の高齢化や若者の流出などで、市税収入は19年の169億円をピークに26年は156億円まで減少。26年の社会保障費は105億円と19年時点からほぼ倍増している。

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