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【関西の議論】「しなやかでうつくしい」脚光浴びる女性拳士…70周年迎える「少林寺拳法」の変革

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【関西の議論】
「しなやかでうつくしい」脚光浴びる女性拳士…70周年迎える「少林寺拳法」の変革

大阪福島道院の吉野有紀道院長。少林寺拳法界では女性指導者が次々に誕生している=大阪市福島区 大阪福島道院の吉野有紀道院長。少林寺拳法界では女性指導者が次々に誕生している=大阪市福島区

 かつては「男の世界」といわれていた少林寺拳法界で、女性拳士たちの活躍が脚光を浴びている。世界各国で約10万人はいるといわれる大組織のなかで女性の比率は15%程度だが、最近では女性道院長が誕生するなど指導する立場に回る女性拳士が増えている。護身錬鍛や精神修養などを兼ね備える「身心一如」の修練に女性ならではの視点に立った指導法が注目され、「無駄な力を使わずに相手の力を利用して技をかける姿は、女性の方がしなやかで美しい」との声も挙がる。来年10月に創始70周年を迎える少林寺拳法界は大きな変革期を迎えている。(高橋義春)

「男性、女性関係ない」道院に集う女性拳士

 「礼」「なおれ」「左中段がまえ」「天地拳第一系始め!」

 大阪市福島区の大阪福島道院で、道院長を務める吉野有紀さん(35)=5段=の気合の入った号令が響く。

 吉野さんは高校1年から少林寺拳法の道に入り、2年のときには全国大会の組み演武で最優秀に輝いた。高校卒業後は少林寺拳法グループ総本部(香川県多度津町)にある日本少林寺武道専門学校(現・禅林学園)に進み、3年間の修練に励んだ。専門課程修了後は大阪に戻り、大阪福島道院で指導者になるための修行を積み、28歳で道院長になった。

 少林寺拳法を始めた当初は「男性のパワーに歯がゆさを感じた」と振り返るが、現在では「男性とか女性とかは関係ない。培った技や教え、精神力をしっかりと伝授するだけ」と語る。

 大阪福島道院では現在、43人の拳士が修練に励んでいるが、そのうち16人が女性だ。

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