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【九頭竜湖殺人事件】被告は無期懲役判決に表情変えず、死刑望んだ遺族「無期判決は悔しい」

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【九頭竜湖殺人事件】
被告は無期懲役判決に表情変えず、死刑望んだ遺族「無期判決は悔しい」

 死亡した女性2人の遺族が法廷で望んだ極刑は認められなかった。「被告人を無期懲役に処する」。主文を言い渡された瞬間、林圭二被告(44)はうなずくように顔を下に向けた後、硬い表情のまま裁判長を見つめた。遺族はうつむいたままじっと聞き入っていた。

 林被告は、これまで約20回あった公判と同じ黒い長袖の上着にズボン姿。判決理由の朗読中、被告人席に座り目を閉じて聞き入り、時折熱心にメモを取っていた。

 判決内容が理解できたか裁判長が尋ねると、林被告は「はい」と小さな声で答えた。閉廷後、検察官の後ろにいた遺族に向かって10秒近く深々と頭を下げた。

 公判でうつむき加減に淡々と質問に答えていた林被告について、判決は「共犯者の関与について虚偽の供述をした」「責任を過小に見せようと不自然な態度に終始した」と指摘した。

 閉廷後、殺人事件の被害者森岡まどかさんの友人という女性は「無期懲役の判決は悔しい。林被告を許せない」と涙ながらに声を絞り出した。

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