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22年勤務のバイト雇い止めは無効 レンタカー会社に津地裁 未払い賃金など1200万円支払い命じる

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22年勤務のバイト雇い止めは無効 レンタカー会社に津地裁 未払い賃金など1200万円支払い命じる

 レンタカー大手ジャパンレンタカー(名古屋市)の三重県内の営業所で、アルバイトとして22年間働いていた津市の男性(44)が不当に雇い止めされたとして、雇用の継続などを求めた訴訟の判決で、津地裁は25日、同社に雇い止め無効と未払いの賃金など約1200万円を支払うよう命じた。

 会社側は、男性が接客でクレームを受けたり、睡眠障害で欠勤したりしたため雇用契約を打ち切ったと主張。これに対し、瀬戸さやか裁判官は判決理由で「22年間雇用し、顧客対応が雇い止めの理由になるのは不可解」とし、過労による睡眠障害は治り業務に支障はなく、雇い止めの合理的な理由を欠くと指摘した。

 判決によると、男性は1992年から2014年まで津営業所や鈴鹿営業所に勤務。14年10月に体調を崩し、2週間休んだ後、自宅待機とされ、同12月に雇い止めとなった。未払いの賃金や残業代、健康保険料は約1200万円に上るとした。

 判決後に記者会見した男性は「ある程度主張が認められたと考えている。ほっとした気持ちだ」と話した。 ジャパンレンタカーは「判決の内容を把握しておらず、コメントできない」としている。

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