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佐川印刷元役員の身柄拘束 巨額流用事件でフィリピン当局

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佐川印刷元役員の身柄拘束 巨額流用事件でフィリピン当局

 総合印刷会社「佐川印刷」(京都府向日市)のグループ会社の資金数億円を流用したとして、京都地検が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕状を取っていた佐川印刷の元男性役員(63)が、フィリピン当局に身柄拘束されたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。

 元役員をめぐっては、地検が入国時に身柄を押さえられるよう入国管理局に「国際海空港手配」の手続きを取り、平成27年12月には外務省からの返納命令に応じず、パスポートを失効していた。準備が整えば、身柄の引き渡しを受けるとみられる。

 関係者によると、21年以降、インターネットバンキングを通じ、財務・経理部門を担当していた佐川印刷のグループ会社「エスピータック」(京都府亀岡市)の資金をだまし取った疑いが持たれている。

 佐川側は、元役員が26年9月に4億円を第三者の銀行口座に振り込み送金したなどとして、27年6月に刑事告訴。地検は同年8月、元役員の逮捕状を取得していた。

 一方、元役員は社内調査に対し、エ社の資金80億円超を外部に不正に流出させた事実を認め昨年、取締役を辞任。2月下旬には東南アジアへ渡航し、連絡が取れなくなっていた。

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