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シャープ、3年ぶり営業黒字へ 今期最大400億円程度 事業売却など改革が奏功

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シャープ、3年ぶり営業黒字へ 今期最大400億円程度 事業売却など改革が奏功

 シャープの本業のもうけを示す営業損益が、平成29年3月期連結決算で3年ぶりに黒字転換(前期は1619億円の赤字)する見通しであることが20日、分かった。

 複数の取引先金融機関に、10月初旬に営業損益の黒字額が最大400億円程度に伸びる想定を伝えた。現在、最終的な公表数値を精査している。最終損益は引き続き赤字となるが、前期の2559億円からは大幅改善する見通し。

 不振だった北米でのテレビ事業を売却したことや、昨年夏に実施した3千人規模の人員削減などが業績の改善につながった。台湾・鴻(ホン)海(ハイ)グループへの生産委託や部材調達によるコスト削減も進めている。シャープの戴正呉社長は、今年度下期の黒字化と30年3月期の黒字化を達成する意向を金融関係者に伝えている。

 29年3月期の通期業績予想は鴻海グループとのビジネス上の相乗効果を見極めるために開示しておらず、11月1日に発表予定の28年9月中間決算とともに公表する。

 ただシャープの通期の売上高は、前年実績(2兆4615億円)を下回る見通し。鴻海と買収契約を締結した4月から、出資完了が当初想定より遅れ8月となったことで、取引関係に影響が出たもようだ。

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