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公費で野良猫の不妊去勢手術 人と猫との共生に関する条例案提出へ 神戸市議会3会派

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公費で野良猫の不妊去勢手術 人と猫との共生に関する条例案提出へ 神戸市議会3会派

 市民から苦情が絶えない野良猫を減らすため、神戸市議会の3会派(自民、公明、民進こうべ)は12日、野良猫の不妊去勢手術の費用を全額公費でまかなうことを盛り込んだ「神戸市人と猫との共生に関する条例(仮称)」案を19日の9月定例会に提出すると発表した。同条例案は11月定例会の本会議で採決される見通しで、可決されれば、来年4月から施行される。

 野良猫への餌やりを禁止する条例は京都市や和歌山県などで施行されているが、繁殖制限に特化した条例は神戸市で成立すれば全国初という。

 条例案では、野良猫のふん尿による悪臭などといった問題が生じている地域で、野良猫の不妊去勢手術を全額公費で施すことを明記した。市獣医師会や地域団体などでつくる推進協議会を設置し、情報収集した上で該当地域を選定。野良猫を捕獲して手術を行い、再び地域に戻す。手術を受けた猫は繁殖せず一代限りとなる。協議会は、野良猫の譲り受けの推進強化や餌やりを行う人への指導なども行うとしている。

 同市によると、平成27年度に市民から寄せられた猫の苦情は計337件。同年度に673匹が殺処分され、9割が子猫だった。

 この日、会見した3会派の代表らは「市民の生活環境を守るとともに、猫の殺処分をゼロにしたい」と話した。

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