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「こんな危険な建物でええんか」河村市長、名古屋城・天守閣の入場制限を示唆

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「こんな危険な建物でええんか」河村市長、名古屋城・天守閣の入場制限を示唆

名古屋市有数の観光スポット、名古屋城=3月 名古屋市有数の観光スポット、名古屋城=3月

 名古屋市の河村たかし市長は12日、耐震性に問題があると指摘されている名古屋城の天守閣の危険性を強調し「こんな危険な建物でええんか。早急に入場禁止をすることになる」と記者団に述べ、入場制限を示唆した。

 名古屋城は約170万人以上が訪れる同市有数の観光スポット。河村氏は「外国人もたくさん訪れる。(地震で崩れれば)人命に関わる問題で、市長の責任となる」と述べたものの、入場を制限する規模や時期、範囲は検討中としている。

 市議会は12日、市が6月議会に提出した、木造復元に向けた約10億円の補正予算案を再度継続審査とした。河村氏は「議決をもらえず、身動きが取れない」として、市長の権限で予算を成立させる専決処分を検討していることも明らかにした。

 名古屋城天守閣は、太平洋戦争末期の昭和20(1945)年の空襲で焼失。現在のものは34(1959)年に鉄筋コンクリート造りで再建された。市によると、耐震性を示す構造耐震指標(Is値)が0・14と基準値の0・6を下回っており、有識者から「地震で倒壊する危険性が高い」と指摘されている。

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