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【陸上】リオ惨敗からの再出発、競歩高橋「長い距離にもチャレンジ」

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【陸上】
リオ惨敗からの再出発、競歩高橋「長い距離にもチャレンジ」

男子1万メートル競歩で優勝した高橋英輝=ヤンマースタジアム長居 男子1万メートル競歩で優勝した高橋英輝=ヤンマースタジアム長居

 惨敗からの再スタートを切った。陸上界の中で日本勢が世界のトップを狙える位置にいる種目が男子競歩。リオデジャネイロ五輪の20キロ競歩で42位に沈んだ23歳の高橋英輝(富士通)は「もっと練習から距離を踏んで、力を蓄えていきたい」と決意を新たにしている。

 9月の全日本実業団対抗選手権の1万メートルのレースではラスト1周で驚異のスパートを発揮して優勝。国内の大会では圧倒的なスピードを誇る。ただ、今季の世界ランキング1位で臨んだリオ五輪では、後半のペースアップができず、ずるずると後退した。2015年世界選手権(北京)も47位。世界の舞台では力を発揮できずにいる。

 課題はメンタル面によるところが大きい。五輪も直前の合宿から調子が上がらず、不安を抱えたままスタートラインに立った。日本陸連の今村文男競歩部長も「(リオ五輪は)空回りがあった。ペースが上がらない焦りから気持ちが疲弊してしまった」と話す。20キロ世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)は今季は故障で不在となり、高橋にかかる重圧も大きかった。

 地元の岩手県で開催される国体にも出場するが、23歳の視線は来季以降に向いている。機会があれば50キロのレースに出場して20キロの強化につなげるプランもあり、「練習から長い距離にチャレンジしていかないといけない。自分に甘えずにやっていきたい」と気を引き締めている。(丸山和郎)

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