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「営業しながら」10年工事で、道後温泉本館耐震補強工事 松山市審議会答申

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「営業しながら」10年工事で、道後温泉本館耐震補強工事 松山市審議会答申

 道後温泉本館の耐震補強工事などを検討する松山市道後温泉活性化計画審議会(柏谷増男会長)は4日、入浴客を受け入れながら工事を進める工事計画基本方針を野志克仁松山市長に答申した。

 審議会は、工事期間中の観光客や入浴客減少を防ぐ観点から、本館の一部営業を続けながら耐震補強工事などを進める方式を答申。文化財的価値を損なわない耐震工事とし、工事期間中の交通規制と作業効率性を勘案しながら工事計画を策定するよう要望した。

 工期について、柏谷会長は「(観光業者らの)利害関係のなかで進めていくため、10年前後(7~13年)」と話した。作業スペースの広さによっては周辺の交通渋滞が発生したり、そのために工期の延長につながるおそれもあるという。

 工事着手時期は、えひめ国体終了後の来年10月以降で、新たな温泉施設(椿の湯別館)の整備が完了した後が望ましいとしている。市は今年度中に、工事計画や工期、事業費など基本設計をとりまとめ、工事実施計画を策定する。

 国指定重要文化財の道後温泉本館は、初代道後湯之町町長の伊佐庭(いさにわ)如矢(ゆきや)が明治27(1894)年に木造三層楼に改築。その後122年が経過している。

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