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【関西の議論】レジで代金置くあのトレーは「日本特有」!? 現金手渡し激減させた「カルトン」とは

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【関西の議論】
レジで代金置くあのトレーは「日本特有」!? 現金手渡し激減させた「カルトン」とは

日本で現金の受け渡しに多用されているカルトン。長方形や円形のものがある 日本で現金の受け渡しに多用されているカルトン。長方形や円形のものがある

 コンビニや、ドラッグストア、百貨店、電器店、衣料品店、弁当店などのレジで、代金の受け渡しに使われる小さなトレー。日常生活の一部になっていながら、何と呼ぶのか知っている人はほとんどいない。正式名称は「カルトン」。コンビニでは、買い物客は現金を店員に直接手渡さず、大多数がそこに代金を載せる。使っていない店もあるが、その場合でも客はカウンターに直接、現金を置くことが多い。金銭を手渡しする習慣が激減しているのだ。識者からは「カルトンがここまで広く使われるのは日本特有」との指摘もあり、レジで戸惑う訪日外国人の姿も見られる。なぜ日本でこれほど広がったのか。(張英壽)

カルトンがあってもなくても、「透明カルトン」も

 大阪・ミナミのあるコンビニ。10人ほどの客が次々に精算を済ませていた。見ると、ほとんどがカウンターに用意されたカルトンに紙幣や硬貨を置いていた。使わなかったのは、クレジットカードで精算していた1人だけ。

 カルトンがないコンビニでも、同様の光景が繰り広げられている。昼食時の堺市内のコンビニでは、買い物客10人中7人が、カウンターに代金を直接置いていた。店員の手に現金を渡したのは3人だった。

 仮にカルトンがなくても、客はまるで「透明カルトン」があるかのように行動しているように見える。コンビニの場合、釣り銭は店員から手渡しで返されるが、客が支払うときはカルトンかカウンターに置くことが圧倒的に多い。直接手渡しする現金のやりとりが極端に少なくなっている。

 人々はどんな思いで日常の支払いを行っているのか。ミナミで聞いた。

「客に、店員の手を触りたくないという意識」

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