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地下鉄民営化前進か 吉村市長と自民 “妥結”のポイントは!?

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地下鉄民営化前進か 吉村市長と自民 “妥結”のポイントは!?

 大阪市議会で過去に2度否決された市営地下鉄の民営化が前進しそうだ。慎重だった自民党が求めた今里筋線延伸整備に向けた基金創設に対し、吉村洋文市長(大阪維新の会政調会長)が交通政策全般のための基金約100億円を作る代替案を提示。現時点では延伸を拒否しつつも将来的な含みを残したことで、自民側が「今会期中の民営化基本方針案への賛成もあり得る」と評価したのだ。橋下徹前市長時代から対決続きだった維新と自民に「対話の時代」が訪れたのか。29日午後から市議会の委員会で始まる論戦を前に“妥結”のポイントを探った。

 ■「市長の回答は80点」

 「絶対に無理という回答ではなく80点」。26日夕、突きつけた条件の中核だった今里筋線延伸整備に向けた基金創設について拒否されたにもかかわらず、吉村市長との面談を終えた黒田當士(まさし)・自民市議団幹事長の表情は明るかった。

 継続審議中の民営化基本方針案に賛成する条件として、自民が12項目を吉村市長に示したのは8月末。自民側は「全条件をのんでもらわない限り賛成できない」としていた。

 それでも吉村市長が示した代替案を評価したのは、中長期的に整備すべき路線として今里筋線が含まれるよう、国の審議会答申に「積極的に働きかけていく」と明言したからだ。

 吉村市長はさらに、同線延伸区間でのバス高速輸送システム(BRT)の社会実験の準備や調査を、代替案の基金で実施していく考えも伝えた。

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