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【関西の議論】「カメを食べる中国人をターゲットに」増えすぎたミドリガメの仰天輸出計画 レトルトカレー化も…固有種保護作戦の成否

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【関西の議論】
「カメを食べる中国人をターゲットに」増えすぎたミドリガメの仰天輸出計画 レトルトカレー化も…固有種保護作戦の成否

目の後方に鮮やかな赤色の帯があることが名前の由来になっているアカミミガメ=兵庫県明石市大久保町の明石クリーンセンター 目の後方に鮮やかな赤色の帯があることが名前の由来になっているアカミミガメ=兵庫県明石市大久保町の明石クリーンセンター

 「ミドリガメ」の名で知られる外来種の「ミシシッピアカミミガメ」。凶暴な上、辺り構わず餌を食い尽くすため、日本固有種の存在が危ぶまれている。そんな事態を打開しようと、ため池の多い兵庫県明石市では家庭で飼えなくなったカメを引き取る相談窓口を設けたり、引き取ったカメを飼育する「専用プール」を作ったりする対策に乗り出しているが、県内ではさらに仰天の動きがあった。「カメは食べて減らそう」。県内の元料理人やNPO法人が、アカミミガメの肉をカレーの具材として活用し始めたのだ。気になる味は「鳥のササミに似ている」とか。専門家からは「カメを食べる習慣がある中国をターゲットに販路開拓を目指しては」との提案も飛び出している。(坂田弘幸)

米国南部の郷土料理をイメージ

 脚の付け根の肉、タマネギ、オクラ、トマトを材料に、オレガノなどの香辛料を使い、やや辛口でスパイシーな味に仕上げた-。香り豊かなカレーの出来上がりだが、普通のものとは「ひと味」違う。使われているのがアカミミガメの肉なのだ。

 レトルトカレーの「赤耳亀のケイジャンカレー」。開発したのは、兵庫県芦屋市の本山尚義さん(50)。カレーはアカミミガメの原産地、米国南部の郷土料理「ガンボ」をイメージしたという。

 約30カ国旅行して各国の料理を学び、今春まで神戸市内で世界の料理を提供する飲食店を営んでいた。今はそれらの料理をレトルトパックにして販売。今年7月、アカミミガメのレトルトカレーを750円(税込み)で発売した。

 奇をてらったものではない。知人からアカミミガメの駆除を聞いたのがきっかけで、数年前から「料理にできないか」と考えていた。

「アカミミガメがいなくなることで食材がなくなり、この商品がなくなるのが一番」

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