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御嶽山噴火2年 母「(息子が)最期のときに優しい人に出会えていて良かった」…助けようと寄り添った登山者に感謝

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御嶽山噴火2年 母「(息子が)最期のときに優しい人に出会えていて良かった」…助けようと寄り添った登山者に感謝

 リビングに飾られた浅井佑介さんの写真を見つめる母の正子さん=名古屋市中川区  リビングに飾られた浅井佑介さんの写真を見つめる母の正子さん=名古屋市中川区

 多数の犠牲者を出した御嶽山の噴火から2年。家族の思い出の山で被災し、命を落とした名古屋市中村区の浅井佑介さん=当時(23)=の母、正子さん(56)は、けがをした息子を助けようと寄り添ってくれた登山者がいたことを最近になって知った。「最期のときに優しい人に出会えていて良かった」と少し前向きになれた。27日、夫と共に麓から山に向かい手を合わせた。

 佑介さんは、友人と登山中、山頂付近で噴石の直撃を受けた。遺体が見つかったのは9合目付近にある王滝頂上山荘の中。その後、佑介さんが持って行った夫のリュックサックも見つかった。

 息子の死からしばらくして、正子さんは家族で昔、御嶽山に登ったことを思い出した。頂上から見たエメラルドグリーンの「二ノ池」。「今度来た時に行こうね」と、小学生だった佑介さんと約束していた。「一緒に登りたかったのかな」。亡くなった佑介さんが夫のリュックを持っていた意味を考えた。

 7月、被災者家族会の慰霊登山に、正子さんは夫と参加した。今度は自分が佑介さんのリュックを背負った。二ノ池に着くと、岩の上に彼の写真を置き、家族3人でおにぎりを食べた。

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