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【WOMEN】自慢の農産品多くの人に 自らの手で販路開拓

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【WOMEN】
自慢の農産品多くの人に 自らの手で販路開拓

鶏を抱く吉田妙子さん。自慢の卵を味わってほしいと販路開拓にも力を入れる=堺市南区 鶏を抱く吉田妙子さん。自慢の卵を味わってほしいと販路開拓にも力を入れる=堺市南区

 農業に従事する「農業女子」が増えつつある。そんな中、他とは違う、こだわりの農産品を自らの手で生みだし、販路拡大も担う女性たちがいる。自慢の卵を直接、レストランなどに配送し調理法などを話し合ったり、手作りしたジャムやピクルスをインターネットで販売したり。原動力は、「より多くの人に味わってもらいたい」という情熱だ。

 約4千羽の鶏を飼育している堺市南区の養鶏場「ヨシダファーム」。吉田妙子さん(45)が、夫の行男さん(52)とともに、平成19年に独立して始めた。

 1日に数千個を採卵する。エサからこだわり、飼料の国産化を進め、近隣農家から分けてもらった規格外の農産物を活用するなど、「小規模でなければできない経営」を心掛ける。

 妙子さんは、現場にも入る一方で卵の販売を担当。大阪府八尾市にある自社販売所や、近辺の農産物直売所で販売したり、大阪・梅田の百貨店でも扱ってもらう。ただし、運送費を抑えるため、妙子さんが自ら運転して配送。「常に新鮮な卵を提供したい」と、担当者とともに売れ行きを見極め、納品数をこまめに調整している。

 ミシュランの星付きレストランなどの飲食店とは直接取り引きする。卵を届けた際には、この料理にはこの卵、と相性のよい種類を紹介したり、ふさわしい加熱の方法なども提案。「お客さんとの会話の中で、私自身もさまざまな料理のコツを学ばせてもらっています」。卵に関する知識と、顧客とのコミュニケーションの中から生まれた信頼が、新たな販路の開拓にもつながっている。

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