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【戦艦大和のミュージアム(5)完】海底に眠る「大和」に迫る 大和ミュージアム学芸員・道岡尚生さん

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【戦艦大和のミュージアム(5)完】
海底に眠る「大和」に迫る 大和ミュージアム学芸員・道岡尚生さん

潜水調査で映し出された戦艦「大和」のプロペラ(大和ミュージアム提供) 潜水調査で映し出された戦艦「大和」のプロペラ(大和ミュージアム提供)

 大和ミュージアムを訪れる来館者の大半の方が、まず10分の1サイズに復元した戦艦「大和」の模型の前で写真撮影を行う。展示室も大和関係のエリアが人気で、最も混み合う。

 大和の建造資料は、終戦とともに焼却処分されたため、残されていないと思われていたが、中には処分を逃れたものもあった。これらのほとんどは現在、大和ミュージアムに寄贈され、収蔵中である。

 建造の地・広島県呉市はこの5月、国の交付金を活用して鹿児島県沖の海底350メートルに沈む大和の潜水調査を行った。大和は71年前、米軍の攻撃でどのように破壊され、沈んでいったのか。調査は無人潜水調査機による船体などのデジタル撮影と特徴的な部位の計測が主なものであった。ミュージアムの学芸員として、その調査に加わった。

 戦艦「大和」の今に迫る。

 海底350メートルは漆黒の闇。照明による視界は5メートルほどだ。潜水調査機は大和を目指して進んだ。やがて、カメラが艦首部の船底に取り付けられた球状艦首「バルバスバウ」を捉えた。波の抵抗を減らすバルバスバウは、大和型戦艦の特徴である。

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