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【絵ハガキ時空散歩】神話に伝わる「伊吹山」山頂に設置された測候所

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【絵ハガキ時空散歩】
神話に伝わる「伊吹山」山頂に設置された測候所

昭和期に伊吹山山頂にあった「伊吹山測候所」 昭和期に伊吹山山頂にあった「伊吹山測候所」

 滋賀県と岐阜県の県境にそびえる伊吹山は、標高1377メートル。『古事記』には、ヤマトタケルが伊吹山の神(白猪)と対決して敗れる物語が綴られており、現在でも新幹線の車窓などから、巨大な山塊の姿を望むことができる。

 この山の頂上には大正7(1918)年、滋賀県が高層観測所を建設した。昭和4(1929)年に国の施設となり、中央気象台付属伊吹山測候所と名称を改めた。この測候所は、日本の気象観測において大きな役割を果たし、昭和2(1927)年2月14日には、世界最深(山)の積雪量である11.82メートルを観測した。絵葉書に残されているレトロな建物は初代の庁舎である。しかし、平成13年には観測を終了し、22年に老朽化した建物は解体された。

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