産経WEST

【映画コメンテーター、有村昆のキネマの献立】「ハドソン川の奇跡」プロとは奇跡をなし得ることではない。精度を上げることだ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【映画コメンテーター、有村昆のキネマの献立】
「ハドソン川の奇跡」プロとは奇跡をなし得ることではない。精度を上げることだ

「ハドソン川の奇跡」 c2016 Warner Bros. All Rights Reserved 「ハドソン川の奇跡」 c2016 Warner Bros. All Rights Reserved

 生ける伝説、86歳のクリント・イーストウッド監督作、アカデミー俳優のトム・ハンクス主演の人間ドラマが「ハドソン川の奇跡」(24日公開)です。

 2009年1月15日、真冬のニューヨーク。トム・ハンクス演じるベテラン機長のサレンバーガーは、いつものようにコックピットへ。飛行機は無事に離陸したものの、鳥がエンジンに衝突し、わずか高度850メートルで両エンジン停止。このままでは墜落してしまう状況に陥った。

 管制塔からは「近くの空港の滑走路に戻れ」と指示が出る。が、機長はこの高度ではニューヨークの街に突っ込み、大惨事になると即時に判断し、独断でハドソン川に着水。乗客乗員155人全員の命を救い、「ハドソン川の奇跡」として紹介されました。

 しかし、サレンバーガー機長は英雄としてもてはやされる一方で、事故調査委員会から「空港に戻れたのではないのか?」と執拗(しつよう)に追及されていく。英雄から一転、容疑者になってしまう実話です。

続きを読む

「産経WEST」のランキング