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「ヒ素鑑定は不適切」毒物カレー事件の林死刑囚弁護団が最終補充書を提出 年度内に再審の可否判断へ

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「ヒ素鑑定は不適切」毒物カレー事件の林死刑囚弁護団が最終補充書を提出 年度内に再審の可否判断へ

林真須美死刑囚 林真須美死刑囚

 平成10年に4人が犠牲になった和歌山の毒物カレー事件で、再審請求している林真須美死刑囚(55)の弁護団が17日、大阪市で記者会見し、最終の再審請求補充書を16日に和歌山地裁に提出したことを明らかにした。弁護団は今年度中にも地裁が再審請求に対する判断を示すとみている。

 確定判決によると、林死刑囚は夏祭りに出されるカレーに紙コップに入れたヒ素を混入し、4人を殺害、63人を急性ヒ素中毒に罹患(りかん)させた。

 補充書では、弁護団の依頼を受けた京都大の河合潤教授(分析化学)が分析した結果、現場で見つかった紙コップに付着していたヒ素と林死刑囚の自宅などから見つかったヒ素を同一とした捜査段階の鑑定は、データの分析方法が不適切だと指摘。また、林死刑囚の毛髪からヒ素が検出されたとする鑑定結果についても、疑義を示したという。

 林死刑囚は21年5月に最高裁で死刑判決が確定。同7月に再審請求した。弁護団によると、今年6月、地裁から再審請求に関する最終補充書を9月16日までに提出するように連絡があったという。

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