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宮城・石巻の伝統芸能「大室南部神楽」18日神戸で初公演、復興への願い込め 明石のボランティアが架け橋に

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宮城・石巻の伝統芸能「大室南部神楽」18日神戸で初公演、復興への願い込め 明石のボランティアが架け橋に

神戸公演が行なわれる宮城県石巻市の無形民俗文化財「大室南部神楽」=宮城県石巻市(提供) 神戸公演が行なわれる宮城県石巻市の無形民俗文化財「大室南部神楽」=宮城県石巻市(提供)

 東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市の十三浜(じゅうさんはま)大室地区に大正時代から伝わる伝統芸能「大室南部神楽」が18日、神戸市で初めて披露される。震災ボランティアで現地を訪れた明石市の男性が呼びかけて実現。神楽は3年前に有志らが復活させ、震災で傷ついた被災者の心を奮い立たせた。「阪神大震災から復興した神戸は僕らの希望」と語る住民たちは、東北再興の願いを込めて神楽を舞う。(木下未希)

 同地区は石巻市北上町の沿岸部にある小さな漁師町。大室南部神楽は祭りや祝い事の場で、仮面を身に付けた演者が太鼓や鐘の音に合わせて舞う。同市の無形民俗文化財に指定されているが、地区の高齢化などで約15年前に途絶えた。

 一方、平成23年の東日本大震災で、地区は大津波に襲われた。家屋全50戸のうち48戸が流され、16人が亡くなった。翌年、地区から離れて避難生活を送る住民の心を一つにしようと、地区の若者らが神楽の復活を呼びかけた。津波で流された衣装や仮面を新調し、25年5月に「復活祭」を開催。全国から約千人が訪れたという。

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