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【ボクシング】壮絶な打ち合い、骨折すら乗り越え…35歳長谷川「まるでドラマ」の返り咲き

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【ボクシング】
壮絶な打ち合い、骨折すら乗り越え…35歳長谷川「まるでドラマ」の返り咲き

9回終了時のTKOでウーゴ・ルイスを破り、拳を突き上げ喜ぶ長谷川穂積=16日、エディオンアリーナ大阪 9回終了時のTKOでウーゴ・ルイスを破り、拳を突き上げ喜ぶ長谷川穂積=16日、エディオンアリーナ大阪

 壮絶な打ち合いの末に、歓喜の瞬間が待っていた。16日、エディオンアリーナ大阪(大阪市)で行われたボクシングのWBCスーパーバンタム級タイトルマッチ。同級5位、35歳9カ月の長谷川穂積(真正)が、王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)を9回終了時のTKOで破り、5年半ぶりの世界王者返り咲き、日本選手4人目となる世界3階級制覇を果たした。「夢みたいです。この5年半があったから今がある」。骨折すら乗り越えたドラマのような偉業。希代のサウスポーは、愛する家族をリングに招き入れ、喜びを分かち合った。

地鳴り、歓喜の“穂積コール”

 10回のゴングが鳴ってしばらくしても、王者のルイスは立ち上がれない。レフェリーが長谷川の左腕を掲げると、会場は地鳴りのような歓声と、感動的な“穂積コール”に包まれた。

 9回、絶体絶命のピンチを勝機に変えた。ルイスの左アッパーにぐらついてロープを背負ったが、長谷川は「攻撃が粗い。チャンスだ」と冷静だった。相手のパンチを巧みにかわし、猛然と連打。一気に形勢を逆転させた。

 序盤から右のジャブを繰り出し、距離を取りながら勝機をうかがった。若い頃は卓越したスピードを生かした技巧派だったが、年齢を重ね「できるだけダメージを負わず、母親が好きだと言っていたボクシングを心がけたい」と考えていた。最愛の母、裕美子さん(享年55)を魅了した防御重視のスタイルを貫き、不利とされた下馬評を覆した。

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