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裁判員に声掛け、2人目被告は「威迫」認める…無罪主張の元組員と認識に違い 福岡地裁初公判

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裁判員に声掛け、2人目被告は「威迫」認める…無罪主張の元組員と認識に違い 福岡地裁初公判

 特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)系組幹部の公判で、裁判員に声を掛けて脅したなどとして、裁判員法違反(威迫、請託)の罪に問われた会社員、中村公一被告(41)の初公判が16日、福岡地裁(中田幹人裁判長)で開かれた。中村被告は起訴内容を認め「裁判員に声を掛けてはいけないとは知らなかった」と反省の態度を示した。

中学の同級生…元組員らとは「縁を切る」

 同様に声掛けしたとして同じ罪に問われた元組員、楠本利美被告(40)は、16日午前にあった初公判で起訴内容を否認し、無罪主張をしている。

 検察側は冒頭陳述で、中村被告は組幹部や楠本被告と中学時代の同級生だったと指摘。閉廷後に裁判員を見掛けた際「またとないチャンスだ」と思い、楠本被告より先に裁判員に近づいて声を掛けたとし、2人の共謀関係は否定した。

 中村被告は被告人質問で組幹部や楠本被告とは縁を切ると訴え、弁護側も「申し訳ないと思い、日本弁護士連合会と福岡県弁護士会に計20万円を寄付した」と述べた。

 起訴状によると、中村被告は5月、北九州市の福岡地裁小倉支部で開かれた組幹部(41)の殺人未遂事件の初公判を傍聴。閉廷後に近くの路上で、裁判員の女性2人に「あんたらの顔は覚えとるけね。よろしくね」と話し掛けたとしている。

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