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サムスン、シャープ全株式を売却 競合の鴻海傘下入りで資本提携解消

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サムスン、シャープ全株式を売却 競合の鴻海傘下入りで資本提携解消

新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」のリコールを発表し、謝罪する韓国サムスン電子の幹部=2日、ソウル(聯合=共同) 新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」のリコールを発表し、謝罪する韓国サムスン電子の幹部=2日、ソウル(聯合=共同)

 韓国のサムスン電子が日本法人を通じて保有していたシャープの全株式を、9月に入って売却していたことが15日、分かった。サムスンは2013(平成25)年3月に約103億円を出資していたが、今年8月にシャープが米アップル向けスマートフォン事業などで競合する台湾の鴻海精密工業の傘下に入ったことから、資本提携を解消した。

白物家電など協業を模索も成果なく…液晶の購入、シャープ経営に影響も

 サムスンが保有していた株式は約3580万株で、出資当時は議決権ベースで約3%を握る上位株主だった。直近の株価で計算した時価総額は約45億円で、サムスンに売却損が発生したとみられる。

 サムスンとシャープは13年3月に資本業務提携を結び、白物家電事業などで協業を模索してきたが、大きな成果を得られなかった。市場関係者からは、サムスンが非中核事業の資産保有を見直す経営戦略の一環だとの見方も出ている。

 サムスンは、シャープと鴻海の共同運営会社(堺市)からテレビ向け大型液晶パネルなどを購入しているが、条件次第で購入を続ける見通し。取引が縮小すればシャープの経営再建に影響が出る可能性もある。

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