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【関西の議論】〝絶滅危惧〟赤字ローカル電車、存続か廃止か…神戸電鉄粟生線、迫るタイムリミット

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【関西の議論】
〝絶滅危惧〟赤字ローカル電車、存続か廃止か…神戸電鉄粟生線、迫るタイムリミット

神戸電鉄緑が丘駅に向かう粟生行きの電車=兵庫県三木市志染町広野 神戸電鉄緑が丘駅に向かう粟生行きの電車=兵庫県三木市志染町広野

ライバルのバスに乗客奪われる

 神戸電鉄は有馬温泉に向かう有馬線、三田市に伸びる三田線、粟生線など5路線で運行している。県内を走るJRや阪急、阪神、山陽の私鉄は海沿いで東西に走るが、神戸電鉄は内陸部で南北に延びる線路が特徴だ。特に粟生線は営業距離が29・2キロで5路線の中で最も長い。

 同線は昭和26年に小野まで、翌年に粟生まで延伸して全線開通した。40年代の高度経済成長期に三木市の緑が丘町や自由が丘地区がニュータウンとして開発され、神戸市中心部への通勤、通学客を運ぶために輸送力が高められてきた。一方、マイカーで通勤する人が増え、乗客は平成4年度の1420万人をピークに減少に転じ、27年度は650万人を割り込んだ。

 さらに、13年には競合するライバルが登場。路線バスなどを運行する神姫バス(兵庫県姫路市)が三木市と神戸・三宮を結ぶ路線バス「恵比須快速線」の運行を始めた。神戸までの到着時間はほとんど差がないが、粟生線より便数が多く料金も安い。さらに神戸・三宮に行くには、粟生線は乗り継ぎが必要だが、路線バスは直接乗り入れる利便性が受けたとみられ、次々と乗客を奪われていった。

 さらに粟生線の沿線には集客力がある観光施設が少ない。午前10時~午後3時台は、終点の粟生駅を発着する電車は1時間に上下1本。少ない本数なのに乗客はまばらだ。同社は「輸送コストと収益を考えると、これ以上運行本数を増やすのは難しい」という。

存続無関心派とブログ応援派

 「残そうという動きがあるようやけど、粟生線があってもなくても影響はあまりないね」

高齢でマイカー運転できなくなったら移動はどうする?

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