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象印元副社長ら強殺で2審判決、死刑制度是非に踏み込まず 遺族「事件と無関係の議論でのらりくらり」と弁護側を批判

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象印元副社長ら強殺で2審判決、死刑制度是非に踏み込まず 遺族「事件と無関係の議論でのらりくらり」と弁護側を批判

 「事件とは関係ない議論をのらりくらりとして、何のための裁判か分からなかった」。殺害された田村武子さんの長男(46)は1審の審理をそう振り返った。結局、1審判決は死刑制度については最高裁判例で合憲と確定しているとして弁護側の主張を一蹴、極刑を選択した。

 弁護側は控訴審でも同様の主張を維持。大阪弁護士会が「絞首刑を考える」と題して製作したDVDや、1審で部分的に証拠採用が退けられた有識者の意見書などを取り調べるよう求めた。しかし、死刑制度に関する弁護側の証拠請求は高裁では相次いで退けられ、死刑の違憲性をめぐる議論が繰り広げられることはなかった。

 主任弁護人の小田幸児弁護士は控訴審判決前の取材に「『すでに判例が確立している』として、死刑制度の是非について検討しようともしない裁判所の姿勢は大変残念」と話した。一方、田村さんの長男は「もちろん被告には死刑を望んでいる。裁判は結局、最高裁まで行くだろうが、この気持ちは変わらない」と語った。

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