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象印元副社長ら強殺で2審判決、死刑制度是非に踏み込まず 遺族「事件と無関係の議論でのらりくらり」と弁護側を批判

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象印元副社長ら強殺で2審判決、死刑制度是非に踏み込まず 遺族「事件と無関係の議論でのらりくらり」と弁護側を批判

 堺市で平成23年、象印マホービン元副社長の尾崎宗秀(そうしゅう)さん=当時(84)=ら2人を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、西口宗宏被告(55)の控訴審判決公判が14日、大阪高裁で開かれ、後藤真理子裁判長は求刑通り死刑とした1審大阪地裁堺支部の裁判員裁判判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。

 西口宗宏被告は上下黒のスーツ姿で、車いすに乗り入廷。被害者遺族らが座った傍聴席に目を向け、一礼した。後藤真理子裁判長から体調を尋ねられたが、返答はなくうつろな表情のまま。「主文の前に判決理由の要旨を読み上げます」と告げられても動揺した様子を見せず、ただ小さくうなずいた。

 1審大阪地裁堺支部の裁判員裁判では「死刑制度の是非」が争点となった。弁護側は「絞首刑は首が切断される可能性もあり、残虐で違憲だ」と主張した。死刑執行に立ち会った経験のある元刑務官や、無期懲役囚との交流経験がある大学教授の証人尋問が行われるなど、憲法論議が中心となる異例の経過をたどった。

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