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【正木利和のスポカル】25年の歳月を経て新しく生まれ変った不死鳥カープ

 それから四半世紀、カープの選手もずいぶん垢抜けた。「硬派」でならしていたカープの選手像も、いまではすっかり影をひそめたといってもいい。

 実際、昔かたぎの「男気」黒田博樹にしても、あるいは新井貴浩にしても、個人的には陰のMVPだと思っている石原慶幸にしても、ベテランたちまで、生真面目さの奥にひそませている遊び心をどんどん表に出すようになってきた。

 たとえば、新井がカープに復帰した年の日南キャンプで「どのツラさげて帰ってきたんですか会」を開いた中心メンバーが石原だったというし、その新井が2000安打に迫った4月、選手会長の小窪哲也が中心になって彼を励ますために作った「まさか あのアライさんが…」のTシャツのコピーを考えたひとりが黒田だったそうだ。いじられた新井の方も、黒田の200勝のときに、おかえしのTシャツを作って「報復」している。

 こうした茶目っ気は、かつてのきまじめな「戦う軍団」には、決して見られなかったものだ。

 ■カープ女子が変えたもの

 選手だけではない。四半世紀の時は、スタンドの景色も変えた。

 あのころ、原爆ドームのそばにあったおんぼろの広島市民球場にちんちん電車で行くと、試合中にはおっさんたちの球団愛たっぷりのヤジが聞けたものだった。ところが、いまはナイターがある日の夕方になると、JR広島駅の改札にはレプリカユニホームを着たかわいい女の子たちの群れが大勢やってくる。マツダスタジアムのスタンドを真っ赤に染める「カープ女子」たちだ。

 91年の優勝時、カープの広報室長だった池田博彦さん(85)はいう。

 「(2009年から)球場が新しくなって、施設がようなったせいで、女性客が増えたねえ。グッズも大変売れて、赤いユニホームがスタンドにあふれとる。隔世の感よね」

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