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【戦艦大和のミュージアム(4)】入館者がなぜ押し寄せるのか 大和ミュージアム学芸員・道岡尚生さん

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【戦艦大和のミュージアム(4)】
入館者がなぜ押し寄せるのか 大和ミュージアム学芸員・道岡尚生さん

ボランティアガイドから説明を受ける教育旅行生(大和ミュージアム提供) ボランティアガイドから説明を受ける教育旅行生(大和ミュージアム提供)

 大和ミュージアムの開館1年目の入館者数は、想定をはるかに上回る160万人となった。以後、毎年100~80万人前後で推移し、10周年を迎えた昨年は、総累計が1千万人を突破した。

 入館者へのアンケートによると、訪れた人の約4割が10~20代である。男性が女性を若干上回り、出身地別では中国地域が多く、近畿・関東地域が続く。滞在時間は1時間が最も多い。そして、8割の人が「また来たい」と答えている。

 大都市圏にある博物館や美術館、テーマパークは別として、広島県呉市のような地方都市で年間100万人もの入館者があるのは、希有(けう)といえるのではないだろうか。

 なぜこれほど入館者が押し寄せるのか。大和ミュージアムの10年を振り返ってみたい。

 当館の展示は、これまでにも述べたように、明治以降の呉の歴史を海軍工廠(こうしょう)の歴史に沿って紹介している。展示構成は、日本の近現代史に通じたところが多い。アンケートでは「日本の近現代史がよくわかった」との感想がよくあり、来館者にはこうした歴史展示が、ユニークなものになっているのかもしれない。

 さらに、展示をわかりやすく案内するボランティアガイドが98人在籍し、団体の予約案内や日に2回実施する定時の展示解説ツアーを担っている。昨年度は2万人を案内した。

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